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特別定額給付金 その後


地元花巻市は特別定額給付金の支給状況を発表しました。それによると、給付金申請は対象世帯数の99.9%3万7,890世帯になったとのことです。市長さんのお話をお聞きする機会がありましたが、80名の職員を動員して県内で一番早く給付作業を終えたとしております。市民から申請のあった申請書を突き合わせ点検し給付へ移行するのですから、事務方のご苦労は大変だったと思います。

 

ところで、朝日新聞8月25日付は「10万円給付混乱のオンライン申請」の見出しで、マイナンバーカードを使ったオンライン申請について混乱の原因を点検した記事を掲載しています。それによると、

・約1ヶ月あったはずのシステムの開発期間がわずか10日間に。

・トラブルに繋がるような最低限の欠陥の確認をしただけ。不具合続出51ヶ所修正。

・あまりに不備が多いため111自治体が取り扱いを中止。

 

結論としては「とにかく早く配れ」という号令のもと、十分な方針も定まらず、いわば見切り発車したのが原因のようです。国においては行政手続のデジタル化を定め今年1年間を集中機関としています。そのためにも、国と自治体双方で使えるシステム構築が望まれ、お互いの連携が欠かせないと記事は結んでいます。

 

今後もマイナンバーカードを活用したさまざまな給付、サービスが予測されます。一人ひとりが安心して使えるシステムとなるようにしていただきたいものです。