某日の昼下がり、一匹のネコが事務所を訪れました。というより行きずりなのかも知れません。”犬走りロード”を歩きながらこちらを見上げるではありませんか。
話は飛躍しますが、宮沢賢治の童話には多くのネコが登場します。セロひきのゴーシュ、どんぐりと山猫、猫の事務所など。ネコは物語の主役を務めている場面もあります。
先日、宮沢賢治イーハトブ館で開かれている「切り絵による宮沢賢治ゆかりの地・童話展」を見学しました。花巻市内にはゆかりの地がたくさんあります。岩手軽便鉄道花巻駅、花巻高等女学校、稗貫郡役所など３２箇所彩色豊かな切り絵が展示されていました。
この童話展を見たからなのか、ネコに親しみを持ちました。突然の来訪、目は何かを語りかけているようにも思えます。困りごとがあるのか、なにか事情を有するのか分かりません。
ある日の出来事でした。