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大規模太陽光発電と遠野市


農地に太陽光発電を設置する場合は、農地転用が必要になってきます。行政書士の業務の一つですが、今回は、これとは関連しない話題です。岩手日報12月25日付け「大規模太陽光認めず 遠野市、条例化へ」という記事に注目しました。

 

記事の要約は次のとおりです。

・許可制として面積1ヘクタール以上の事業を認めず

・土地所有者には環境破壊のリスクがある土地を提供しないよう責務を定める。

・遠野市は景観保全や防災面を最優先する方向性を強く打ち出す。

 

遠野は民話の里としても知られていますが、18年度以降、大規模計画が浮上し、景観を損なうと住民が反発、また建設現場から泥水が付近の川に流入する自然環境にダメージを与える事態が発生したと報道されています。

 

里山として自然景観が観光の柱にもなっていますので、大規模な設置は企業と住民のトラブルを発生させることにも繋がります。条例で規制することは全く問題が無いと思います。盆地状になっているので、あちらこちらにメガソーラーが見られるのはいかにもマイナスイメージです。外から訪れる観光客は素朴な自然を求めており、今の段階で条例で規制することに賛同は得られるはずです。年明け3月に議会提案するとのこと、活発な議論を見守りたいと思います。