バズるってなんだ?


SNSで発信する文章力に最近、限界を感じている時、書店でこの一冊が目に留まり読んでみました。タイトルが「バズる・・・」とありました。えっ!バズるってなんだ?野球では強打者、ホームランのことなどを”バズーカ砲”と呼びますがこの本では次のように表現しています。「ブログに書いたおすすめ本紹介記事がバズりました。アクセスが集中してサーバーが落ち、最終的にはてなブックマークで年間2位になりました。」と。爆発的、予期しないほど広まる、そんな意味のようです。

 

「言葉の発信力」を上げたい人に向けた本です。いろいろなジャンルの本からバズるための文章表現をどうするかという本なのです。49の本、ブログから抜粋し、こういうところに特徴があると指南しています。著者は文筆家、書評家ですが、この本の目的をこう書いています。

1 (文章の終わりまで読もうかな)と思ってもらう。

2 (この人いいな)と思ってもらう。

3 (広めたいな)と思ってもらう。

そんな文章を書けるようになることです。

 

紹介している本等から、具体的ここに注目してとマーカーを付して文体表現を取り上げます。例えば、星野源さんの「そして生活は続く」の文では、バズるつかみとして、問を共有するように読者と一緒に考えるが、答えを提示しない、文章表現。この本では文を紹介するのでその流れは読んでなるほどこういう表し方があるのか、と提示してもらえます。他にも、俵万智さんではカタカナで注目させる、恩田陸さんでは接続詞省略モデルとか、多種多様な表現の仕方を紹介しています。

 

日頃、文章表現で行き詰まりを感じている時参考になると思い購入したので、ここに紹介されているバズる文体を取り入れないか研究してみたいです。