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監査あれこれ


今日は監事の役を担当させていただいている法人の四半期監査でした。暦の上では残り2ヶ月余となりましたが、年度でいえば7月から9月までの分第2四半期について監査を行いました。監査は業務と出納があるのですが、いずれも指摘事項はなく事業は順調に推移していることを確認できました。

 

法人における監事の職務と権限は定款に定められています。当法人の定款第19条第1項は次のように規定しています。

監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところにより、監査報告を作成する。」

理事の職務の執行を監査、ということに監事の職務はあることになります。余談になりますが、関西電力の役員が原子力発電関連の工事会社から金品を受領した問題が新聞を賑わしました。金品の額が一般常識を超える額であったため批判を浴びたのですが、監査役会がこのことを把握しながら取締役会に報告していなかったことが企業統治の点から問題となったわけです。いわば理事の職務をチェックする機関としての機能を果たしていなかったことになります。

 

例示としては範囲が大きすぎましたが、監査の役割としては法令に基づいて執行されているかどうか、誤りがないように点検することに尽きるように思います。監査は、今後第3四半期以降も続きますので、チェック機関としての機能を果たしていきたいものと思います。